Codyl Connectは、現在ベータサービス提供中です。
ベータサービス開始を記念して、現在「ウェルカムキャンペーン」と「スタートアップキャンペーン」を実施中です。詳しくは、ベータサービス開始の発表文を参照してください。
- Codyl Connectとは?
- さまざまなサービスやモノを連携
- 今後も増えるコネクター
- まずは簡単なシナリオを作ってみよう
- 作成したシナリオを実行してみよう
- テンプレートを使ってみよう
- シナリオを編集してみよう
- あなたの発想次第で可能性は無限大
Codyl Connectとは?
Codyl Connectは、インターネット上のサービスや、インターネットからアクセスできるデバイスのどれを、どのように、どのような順序で使うを利用者が自ら決め、自分用の新たなサービスを作り出すためのプラットフォームです。
さまざまなサービスやモノを連携
スマートフォンのボタンを押したら、Googleカレンダーに登録してある直近の予定情報がスマートフォンに届く。
Codyl Connectは、これを次のように実現します。
各種サービス・デバイスとCodyl Connectを接続する「コネクター」は、すべてコーディルテクノロジーによって作成済みです。利用者が作るのは、この図のようなプログラム(イベントウォーク)です。Codyl Connectのビジュアルプログラムエディター使えば、簡単に「イベントウォーク」を書くことができます。
今後も増えるコネクター
現在サポートされているコネクターの一覧です。
- Gmail
- Googleカレンダー
- Googleドライブ
- LINE通知
- Slack
- SMTP/IMAPメール
- WebHook
- フィード
- メソッドバスケット
- 天気予報(Open Weather Map)
- 自分宛メール
- iOSデバイス、Androidデバイス
- Bluetooth
- iBeacon
- Wi-Fi アクセスポイント
- プッシュ通知
- ボタン
- 位置情報
コーディルテクノロジーは、今後も様々なサービスやデバイスのコネクターを追加していきます。ウェブサービス以外にも、温度計、照度計、人感センサーなどの各種センサー類、Androidスマートフォン、赤外線リモコン、玄関の鍵、家電、ロボットといったデバイスがCodyl Connectで自由に使えるようにしたいと考えています。
まずは簡単なシナリオを作ってみよう
Codyl Connectに慣れるために、定型メールを自分自身に送信するだけの簡単なシナリオを作ってみます。
- まずは、Codyl Connectにログインしましょう。
- ナビゲーションバーから「シナリオ」タブを開き、「新規シナリオ作成」をクリックします。
- 新しく作ったシナリオのシナリオプロパティ画面が開きます。この画面で、シナリオの名前やスケジュールの設定などを変更することができます。ここでは、デフォルト値のまま、右ペインの「イベントウォーク新規作成」をクリックします。
- 新しいイベントウォークのプロパティ画面が開きます。左ペインはこのイベントウォークの流れ図で、
main
で始まり上から下に向かって処理(状態=ステート)が進みmain_exit
で終わります。「+」ボタンを押して新しいステートを作成します。 - 作成したステート
state2
をクリックして、右ペインにステートの編集画面を出します。この画面で、次のステートへの遷移条件や実際の処理内容を編集できます。「コネクター追加」メニューから「新しいコネクターを作成」を選択します。 - コネクター一覧から「Gmail」を選択します。
- 「アカウントに接続」をクリックします。画面が遷移してGmailアカウントへのログインとCodyl Connectとの接続許可の画面がでますので、画面の指示に従ってください。
- Connectに画面が戻ってくると、編集中のステートに、Gmailコネクターが追加されています。ここでは、メールを送信したいので「ACTION: send」メソッドを選択します。メソッドとは、コネクターに実行させる命令です。
- メソッドの下にパラメーター設定フィールドがありますので、必要なパラメーターを入力します。ここでは、
to
、subject
、text
の三つのパラメーターを入力します。(各コネクターのメソッドとその入力・出力パラメーターは「リファレンス」に詳しく書かれていますので参考にしてください。) - これで、シナリオが作成できました。
作成したシナリオを実行してみよう
テンプレートを使ってみよう
Codyl Connectは、シナリオ、イベントウォーク、コネクターを事前設定してあり、完成したシナリオを簡単に作成することのできる「テンプレート」を用意しています。ここでは、次のテンプレートを使ってみましょう。
スマートフォンのプッシュボタンで次の予定をプッシュ通知
※ この例では、iPhoneを使って説明します。Androidでも同様の手順でシナリオを作ることができます。
- このシナリオでは、スマートフォンを使うので、事前にあなたのiPhoneをCodyl Connectアカウントに登録しておく必要があります。登録は、Apple App Storeで入手したCodyl Connectアプリにあなたのアカウントでログインするだけです。Codyl Connect(ブラウザGUI)の「コネクター」一覧画面で、スマートフォンの名前をクリックすることで登録済みのスマートフォンを調べることができます。
- 準備ができたら、テンプレートからシナリオを作成します。「シナリオ」ー「テンプレートから作成」をクリックすると、テンプレート一覧が表示されます。検索ボックスに「0036」を入力し、テンプレート:「スマートフォンのボタンで次の予定をプッシュ通知」を見つけ、「このテンプレートを使用する」をクリックします。
- シナリオ作成画面の左ペインで、テンプレートをシナリオ化する上で使うコネクターを割り当てます。右ペインのシナリオパラメーターは、イベントウォーク内で参照され、コネクターのパラメーターとして利用されます。このテンプレートには、パラメーターはありません。
- すべてのコネクターの割り当てを行ったら「シナリオを作成」ボタンを押してシナリオを作ります。
- これで、シナリオは完成していますが、あなたのアカウントとiPhoneが正しく接続できているか事前に検証しておくといいでしょう。「コネクター」タブの中から、「プッシュ通知コネクター」を見つけ、「接続検証」をクリックします。すると、あなたのiPhoneに次のようなプッシュ通知が届きます。
- また、「接続検証」ボタンの下に「検証成功」と表示されます。ほかのコネクターもそれぞれ接続検証ができます。
- シナリオプロパティ画面に戻り、スケジュールを有効化してみましょう。スケジュール設定のスライドスイッチをクリックすると、スケジュール設定が「有効」になり、ステータスが「実行中」になります。
- シナリオが実行を開始すると、iPhoneアプリ画面上に「説明欄に“次の予定”と書かれた青ボタン」が有効化されます。
- 「青ボタン」をタッチすると、次の予定がプッシュ通知で届きます。
シナリオを編集してみよう
テンプレートから作成したシナリオも自分で作成したシナリオと同様に編集することができます。ここでは、上記で作成したシナリオをプッシュ通知の代わりにメールで自分に送るように改造してみましょう。
- イベントウォーク編集画面の左ペインから
state8
のlabel_10: プッシュ通知
をクリックします。 - 右ペインの「コネクター削除」をクリックし、プッシュ通知コネクターをイベントウォークから削除します。
- 同じステート
state8
に、「Gmail」コネクターを追加します。すでに作ってあるGmailコネクターをそのまま使います。 - Gmailコネクターの入力パラメーター、
to
、subject
、text
を入力します。ここでは、subject
にはGoogleカレンダーコネクターが出力したtitle
、text
にはGoogleカレンダーコネクターが出力したstartTime
、location
、htmlLink
を参照して入力パラメーターとします。テキストボックスで「{{」をキー入力すると、入力補完の選択肢が表示されるので、簡単に入力パラメーターを設定できます。 - これで、シナリオの改造ができました。シナリオを実行して試してみましょう。
パラメーター | 値 |
---|---|
to | あなたのメールアドレス |
subject | {{label_7.title}} |
text |
開始時刻:{{label_7.startTime}} 開催場所:{{label_7.location}} URL:{{label_7.htmlLink}} |
あなたの発想次第で可能性は無限大
上で紹介したようにテンプレートをヒントにシナリオを改造したり、ゼロから新たなシナリオを作ったり、ここでは説明しなかったサブイベントウォークを使ったより高度なシナリオを作ったり、あなたの発想次第で可能性は無限に広がります。